夫の最後の時 5夫の最後の時 5 +++ たぶん最後のページ +++ 結局それで26日の夕方頃には血液が出きってしまい、 輸血やっても間に合わなくなり、 血圧がどんどん下がり、 27日の朝方には心臓の波も止まってしまった。 医師が時計を見て告げる。 おわり。 なんだかね~ こんなもんなんだよ。 私がICUを出る時にその時のICUの医者が出て来て言った。 「司法解剖しますか。」 (これはいちおう全員に聞くことになっているらしい。) 私、「いいえ、やらなくて結構です。」 と答えながら、 ”肋骨が折れてるかどうかだけ調べてください。” だけ言おうかと、ちょっと思った。 でもね~ なんかね~ あらそってもね~ でもね~ 夫は”争いが好き”だったんだよな~ (爆) だけどさ、私は疲れてたから、どうでもよくなった。 二晩寝てなかったりして、くたくたで。 その前もずっとなんやかやで疲労してて限界だったので。 そうなって、ああなって、こうなった。 すべて意味があるんだよね。 だからいいのさ。 あの夫がいて、この私がいて、子供たちが与えられて、 こうなって、ああなって、、、、、、 なかなかいいよ~~~~~ 生きてるってことはなかなかいいよね♪ 喜びも、悲しみも、辛さも、可笑しさも、憎しみも、 それは生きてる証拠だよ。 前のページ 次のページ |